CBN(カラービジネスネットワーク)は、昨年の「おだわら花見の会」(4月7日)に続いて、今年のお花見を、「吉祥寺・食の色」というテーマで、4月6日(土)に文化の香る?吉祥寺で実施しました。
とはいえ、今年はとうに桜も散っていた上に、春の嵐ということで、大雨、大風の予報下での大胆な実行となってしまいましたが、10時の集合時間に集まった参加者は30名も。
この30名の気持ちが通じたのか、午前中は雨も降らず、予定通り、建築見学と、グルメ購入の2グループ、加えてカラーパーティの、合計4グループでの街歩きが可能でした。
各グループは2時間以上をかけて、それぞれの目的に沿って吉祥寺を歩き回った後に、変更された会場である武蔵野美術学園の学生ホールに集合しました。この後は、テーブルの上と床に「YRシート」を敷いたら、お約束の宴会に。
今回のお花見は、「吉祥寺・食の色」のテーマにあるように、吉祥寺のおいしいものを集めて測色し、この“食の色”を基に、クレヨンの制作に結び付けようとするものでしたが、花見をあきらめた参加者の目的は、必然的に吉祥寺のグルメに集中しました。
一般社団法人グリーンボード(鈴木代表)さんの周到な準備で用意されたグルメリストにそって集められた“吉祥寺のおいしいもの”がテーブルに並べられて、いよいよ宴会が始まりました。グルメの話題が飛び交う中にも、吉祥寺の歴史や街並みなどの会話も盛り上がります。
ここで、カラーパーティの荻本さんから、「混色粘土で今日のグルメを再現しましょう」
との提案があって、多くのにわか芸術家が、いせやの焼き鳥や小ざさの最中などを再現しようと、粘土と格闘?をはじめました。この混色粘土は、シアン、マゼンタ、イエローの3原色に白、黒を加えた5色で、(限界はあるものの)かなりの色の再現が可能なスグレ物で、口に入れても大丈夫ですので、教育玩具として人気があります。
一方、グルメとお酒と粘土を楽しむテーブルの横では、集められた吉祥寺の“食”は、吉田慎悟さんと中川ケミカルさんのグループによって、HUE/TONEのカラーシステムであるNOCSで測色されて行きました。
今回は、CBNだけでなく、TDA(景観デザイン支援機構)、KDF(神奈川デザイン機構)、武蔵野美術大学カラーパーティ、高津店覧の会、一般社団法人グリーンボードの、6団体が共催するものとして、最終34名の参加を得て、グルメとお酒の力を借りての大交流会となりました。大雨の心配もあり、3時にお開きとなりましたが、この後、雨の吉祥寺のあちこちで起きただあろう個々人のドラマは想像するしかありません。
最後に、今回の準備を一手に引き受けていただいた、グリーンボードの皆様、会場を快く提供していただいた武蔵野美術学園様、またバックアップをいただいた武蔵野市役所の皆様に感謝の言葉を申し上げます。ありがとうございました。